こんにちは!ゾンビ田ゾン子です!
今回はゲームクリエイターインタビュー企画第3弾ということで!
REPOSEの製作者、Attila様にお話をお伺いしてきました!!

Attila Bertold Bozó
ハンガリー在住のアーティスト兼ゲーム制作者
X:https://x.com/0atis0
Instagram:https://www.instagram.com/atis0001/
インタビューの内容には物語の核心に迫る内容を含みます!
ご覧になる際には十分にご注意ください!
動画はこちら!

日本語と英語の字幕があるのでどちらの言語でもお楽しみいただけます!☺️
日本語話者の方には音声だけでも内容が理解できる仕様になっておりますので
ラジオ代わりにぜひお楽しみください!
~お品書き~
ゲーム紹介
この施設では、移動の1歩、弾丸の1発、ミスの1つ、全てに貴重なエネルギーを消費する。
https://store.steampowered.com/app/3002510
完全モノクロの世界で、酸素を探し、眠る。それが仕事だ。
それから、アーロンのことは口にしてはいけない。
ーREPOSE公式より引用

といった具合に、詳しいことは何もわからない。
主人公も同様に会社の名前も目的も知らされず、酸素ボンベの回収に向かいます。

慣れないうちは難易度を高めに感じるかもしれませんが、
やり方がわかってくると、次はできる!もう一度!となるゲームです。
グラフィックもシンプルながらこだわりがあり、音楽も雰囲気と合っていてとても良いです。
プレイ時間も数時間で実績全開放できるほどなので、ぜひ遊んでみてくださいね☺️
翻訳について
今回のインタビューは2か国語で行うため、
同時翻訳者として春ロールさんにご協力いただきました!
いつも本当にありがとうございます!!
Haruroll / 春ロール
Youtube:https://www.youtube.com/channel/UCxcZLvsljDWf79RDEju0-0w
自己紹介
――この度はインタビューをお受けくださりありがとうございます
こちらこそありがとうございます
こんな機会をいただけて嬉しいです
――わたくしゲーム大好きVtuberをやっておりますゾンビ田ゾン子と申します!
よろしくお願いします
こちらこそREPOSEをプレイしていただきありがとうございます
見ててすごく楽しかったです
――見てくださっていたんですか!?すごく楽しかったです!
やっぱり楽しんでもらうっていうのが最終的なゴールなので
楽しんでいただけて嬉しいです
――わあ……!嬉しい!ありがとうございます!
ゲームについて
酸素ボンベを集める理由
――では早速ですがゲームについて質問させていただきます!
ゲームを始めたプレイヤーは酸素ボンベの収集を命じられますが、
集めても何も変わらないように見えます
そういった意味がないような行為をプレイヤーの目的として取り入れた理由についてお伺いしたいです
そもそも酸素ボンベを回収していくのって意味がない行為なんですよ
なぜかというと他の宇宙飛行士がもう使用した酸素ボンベって
もう酸素がないじゃないですか
会社の目的はゴミを集めることなんです
――なるほど!
元々、ジョークとして入れてみました
マリオでコインを集めたりするけれど、それもあんまり理由がないように感じていて
それを集めても本当に何もないっていうちょっとジョークみたいな形で
「この仕事って意味ない?」
という風に疑問を持たせるように入れたものです
――そうなんですよね 私もプレイしながら「あれ?これなんで集めてるんだろうな」
って思っていて
そもそもゴミを集めることになんの意味もなくて、
この仕事自体が”ブルシットジョブ”1という
本当に何の意味もない仕事っていう感じをより伝えたくて作ったメカニズムです
――なるほど
集めたゴミをボスがどうにかするってわけでもないんですか?
もともとこの会社自体がAIで
会社自体がAIなので、プレイヤーは会社にとっては本当に無意味な存在
ゴミを持ってきても持ってこなくても
そもそも存在していること自体が無意味なので
あなたもゴミだし 集めているものもゴミ
そもそもデータパネルのところにたどり着くときには銃を持っていないはずなので
そこより先には行けないはず
それでも最深部まで来てもどうでもいいし、その後ここからいなくなるしかないという
プレイヤーの無意味感、無力感っていうところを描いてます

――面白い…!!!ありがとうございました
キャラクターの名前の由来
――アーロンの名前はハンガリー語で”夢”だそうですが
他のキャラクターの名前にも意味があったりするんでしょうか?
もともと意図があって ハンガリー語で夢っていうふうにしたわけではなくて
ハンガリーにもある名前
例えばシンシアはシンシアっていう名前が実際にハンガリーにあって
フリーダもフリーダという名前が(ハンガリーには)あって
名前をつけてるときは本当に何の意図もなかったんですけれども
ちょっと面白い話が一つあって
初めてAIがデザインしたイメージっていうのが
”アーロン(AARON)2”っていう名前だったそうなんですけれども
全く 本当の偶然でそうなりました
――面白い!めっちゃちょうどいい名前ですね!
本当に奇跡的な偶然でした!
――ゲーム内にもちょこちょこアーロン(álom)って文字が出てたと思うんですけど、
それには何か意図があるんですか?
実は最後のシークエンスである”álom”はハンガリー語で夢っていう意味なんです
――うわぁ…!おしゃれ…!!
元々色んな国の言葉が好きなのでゲーム内に”虚”という漢字を採用したりしました

そんなふうにやっていきたかったけれど、
自分が他の国の言葉を知らなすぎることに気がつきました(笑)
なのでやめてしまったんですけれど……
そういう意図があって漢字”虚”や”álom”を入れてみました
――ちょうど今回質問の中に”どうして漢字を採用したのか”というものを用意していたのですが、
そういう理由があったんですね
元々このゲームはニヒリズム3をテーマにしていて、
そもそもこの国自体がゴミだったり、自分がいらない存在だったり、
そういうテーマ性から”虚”という漢字を選びました

――日本語のことはいつでもゾンビ田に聞いて下さい!
ありがとうございます笑
人間とAIの関係について
――ニヒリズムにも関係してくるかなと思うのですが、
最優秀従業員であるフリーダが実はAIになっていたというこの展開はあり得る未来を彷彿とさせます
AIと人間の関係や置き換えの可能性であったり、お持ちの考えをお伺いしたいです!
アーティストとしては、
AIが自分の人生を楽にしてくれることがあまりないと思っています
そもそも一つの絵を作るとことのプロセスをすごく楽しんでるので
AIが自分の人生に関わりがあるかというとそこまででもないんですけれど……
このゲームでもゴミがいろんなところに散らばっていますが、
今ネット上とかにもいろんなゴミが散らばっているっていう風に考えてるんですね
実際にあるゴミだとかデジタル的なゴミだとか
AIで作られたものがそういうものに匹敵するなと少し考えていて……
アーティストとしては何かを作るという過程を大事にしていきたいですね
――ということは、作っているゲーム作品自体がアートというふうにお考えなんでしょうか
個人的には自分のアートもいっぱいこの作品に詰め込んできましたし
AIを使って何か作ってるっていうわけでもないので
これはアートだと自分では思っています
――いいですね!
インタビューをしたり自分でゲームをいろいろ遊んでいく上で
この作品は”ゲームじゃなきゃいけないのか?”って考えることがよくあって
この作品自体がアートだって考えるとすごく納得感のある素敵な作品だなと思います
自分の伝えたいことを考えるとこのゲームはゲームでないといけなかったと感じています
絵もよく描いているんですけど
絵だけだと表現できることが制限がかかってしまったりするので
いろんな人に自分の作品を遊んでもらって
意図的にこう感じてほしいっていう仕組みは
ゲームじゃないといけないかなと思って作りました
――素晴らしい……!ゲームとして発表していただいてありがとうございます
ジョセフというキャラクター
――ジョセフについて、彼はすごく謎の多い人物の一人だなぁと思っているんですが
彼のゲーム内の数々の発言は
主人公の身の回りで起きたことを見聞きしているかのようでした

彼は”死をリセットしてループする”というこのゲームの仕組みを知っているのでしょうか?
ジョセフはもう全部知ってます
この世界のすべても、会社のすべても、全部見えてます
――へ!!???嘘ぉ……!?www
アーロンが「ジョセフはもうダメかもしれない」みたいなこと言ってたのは関係あるんですか?

アーロンは何が何でもここから逃げ出す、脱出するということを目的にしているのに対して
ジョセフはここから出たいという意思もなく、ここで十分だというふうに居座ってしまってる
この状況が全部腑に落ちているようだ、というのが(アーロンが彼を)嫌ってる理由ですね
――なるほど……考え方が単に合わなかったということなんですね
その通りです
アーロンはこの世界の外に何があるか知らないが、
でも絶対ここよりも外にあるものがいいはずだっていう考えを持っていて
シンシアはその中間のような考え
ここは好きではないけれども
ここを出てくっていうのも良い選択肢ではないっていうのは分かっています

やっぱり地球もここもそんなに変わらないっていうところに迷っていて
フリーダもまた別の考えを持っています
会社は好きじゃないけれども、今いるデッドゾーンの中
その静かさがすごく心地いいものになってしまっています
働いてたところではデジタルノイズが
ずっと頭の中で鳴り響いてるという状況の中でやっと得られた静けさなので
今の状況に満足しているという形ですね

――リアルですね……
実際今いるニンゲンたちが同じように 外の星で働かされるようなことがあっても
同じように脱出したい人と まあいいやってなる人が出てきそうですよね
そのように頑張ってたのでうまくいってよかったです
――ニヒリズムをテーマにするとなると
その辺のリアルな感情の動きが表現できるといいのかなと思っているのですが
もう完璧に表現されていますね!
みんなを鬱っぽくするんじゃなくて
リアルにこういう問題に対面してる人を想像しながら作りました
――めっちゃいいですね……
エンディングの演出について
――エンディングの演出がとっても好きです!
最後に0が4つ出てきて シュッと消えて1になるって演出がとっても意味深なんですけど
解釈が難しかったので……これのヒントを何かいただけないでしょうか!


そのうちの2つが本当の最後ではない
この0と1っていうのがコードとかで使うバイナリー4というもので
(0がオフで1がオン)
最後に1になることによって
まだ物語は終わってないっていうことを意味してます
――なるほど 最初に見るエンディングですもんね
エネルギーが尽きて音が鳴るとき、これも0と1を意味していて
このビープ音が鳴ることによってやり直しといを意味してます
――面白い!めっちゃ鳥肌たった(笑)
まっすぐに表現しないことやパズルみたいなことを残すことを嫌う人も結構いるので
そういうところを喜んでいただけるのは嬉しいです
――説明しきらないお洒落さっていうのがありますよね
そういう意味深なメッセージを残していくのは”夢”みたいなもので
目覚めてその夢から何を現実に持って帰れるかっていうところをイメージして
メッセージを入れてます

――このゲームを通して自分がどう考えるかという考察をすること、
それ自体がニヒリズムに対するアンサーだなって感じがしますね
ゲームのストーリーやプロットに対して
自分がプレイヤーの手を繋いで「こっちだよ」って伝えるってよりも
プレイヤーが自由に知りたいことを知れるっていう形にしたかったですね
0のたくさん並んだ紙
――それで言うと、レベル5に0がいっぱい並んだ紙がありましたが
あれも01(バイナリ)を意味してて”1がない”みたいなそういう意味だったりするんですかね?

今になっては本当にもう何もないっていう感じの紙なんですけれども
シンシアたちが言ってたように レベル5ってデータがすごく豊富にあふれている
ずっと昔にこのデータは何かを意味してたかもしれないけれども
今になってはもう読めないものになってしまった
――誰かにとっては宝物だったのかもしれないし、
誰かにとってはゴミなのかもしれないってことなんですね

セーブコードの名前
――ほとんどのセーブコードがランダムな数字の羅列という気がするんですけど
レベル5のセーブコードだけ意味があるような言葉になっています
これは何か意味があるんでしょうか?

そもそもセーブコードのことあんまり深く考えてたわけじゃないんですけれども
サイレントヒルオリジンっていうゲームの中で
ロングイズライトっていう曲名があったので
それを面白半分、ちょっとなんか怖そうな感じで入れてみました

――遊び心なんですね!
本当に遊び心みたいな感じで それ以上の意味深い意味は特にないです
――そういうの大好きです!ありがとうございます!
制作者様についての深掘り
お気に入りのキャラクター
――特にお気に入りのキャラクターはいますか?
いい質問ですね
シンシアかもしれません
シンシアっていう名前は自分の彼女の名前なんですよ
――あら~!?あらあらあら~!?いい話ですね!?
そういう個人的な理由でシンシアが一番好きです
――キャラクターのシンシアと似ているところがあったりするんですか?
全くないです
キャラクターは全部空想のものなので、誰かをモデルにしたっていうわけでないです
――なるほど ありがとうございます!

好きな紅茶
――作中に紅茶が出てきますが、好きな紅茶はあったりしますか?
とってもいい質問ですね(笑)
1日で5杯ぐらい飲むんですよ、お茶
――えぇ!すごい!
ゲームの中のキャラクターは多分普通の紅茶を飲んでると思いますが、
僕のお気に入りは緑茶のガンパウダーティー5です
銃に詰める火薬に似ている緑茶で…
見た目が火薬に似ているからガンパウダー(火薬)ティーって言うんですよ
――聞いたことないな……?ちょっと調べてみてもいいですか?
あ!緑茶なんですね!ちょっと探して買ってみます!


いいね!本当に好きなのでおすすめします
――そうなんですね!ありがとうございます
でもティーポッドで入れるものなんですか?あれって
お茶のティーパックに包んで入れて
そこにお茶を入れて結んでお湯に入れるっていう形です
――日本で緑茶飲むっていうと急須のイメージなので、ちょっとイメージと違いましたね
これは自分の悪い癖なんですけど、
本当にできるだけ早い方法でお茶を作っちゃうっていう癖があるんです
毎日4時間ぐらいしか寝てなくて、それから仕事に行くという形なので
もう何でもいいから早くお茶を作るっていう癖が身についてしまいました
――そうだったんですね!?
そんなお忙しい中 インタビューに協力していただいてありがとうございます
睡眠に時間をかけてるわけじゃないんで 別にいつでもいいですよ
――できればたっぷり寝ていただけたらと思います……!!
まあ頑張ってみます
――(笑)
色数の少ない表現について
――いろんな作品を拝見させていただいたんですが、作品を通して色の数が少ない表現が多いですね
意識していることなどがあれば教えてください
このゲームを作り始める時に使っていた自分のパソコンが本当に安いパソコンで
色もすごくひどい状態だったので
それなら変な色を表示して作るよりも
白黒で作った方が確実にいいものが作れると思って白黒になりました
――そういうことなんですか!?でも結果すごくお洒落な作品になってますね!
作品を作り始めた時は本当に安いパソコンのせいで
色が使えないって理由があったんですけど
その後にちゃんとデスクトップPCを買ったんです
紙を使って絵を描くときも、白黒で描くのが一番自分にとってしっくりきて
結果的には安いパソコンが理由であっても白黒にしてよかったなと思ってます
――いいですね!この白黒のビジュアルに惹かれて興味を持ったので
この結果に落ち着いて本当に良かったなと思います
ありがとう 気に入ってくれて嬉しいです
次回作について
――次回作を制作中のことで、ゲームの内容やテーマなどをお聞きしたいです
……あとせっかくなので白黒かどうかも教えていただきたいです!(笑)
新しいゲーム”Metaxia(メタクシア)”は白黒ではなく青黒になります
OUT OF THE BLUEでも青を使用していました
元々青が好きなのでその2つを組み合わせてゲームを作成しています

ストーリー的にはREPOSEと結構似ているところがあります
過去に戦争で壊された巨大なホールが舞台です
REPOSEよりは大きい世界で、真相に辿り着くために
さらに掘り下げないといけなくなります
Metaxia(メタクシア)6は螺旋状の殻を持つ貝で
舞台の形がその貝に似てるからこの名前をつけました
――え~!おっしゃれ~!!楽しみです!!!
自分でも、いつできあがるか分からないんですけれども
SNSの方でいろいろ更新していきます
――のんびり待ちますのでね!紅茶飲みながら頑張ってください!
ありがとうございます すごく嬉しいです
――最後にまだこれ話したりてないなことがあればぜひお願いしたいんですけれども
自分でもいろいろ語ってきたと思いますし、解釈の余地を残すのも結構好きなので
自分から何かネタバレするようなことはちょっとしたくないかな
楽しかったし、満足しています
――よかったです!本当にご協力いただいてありがとうございました!
こちらこそ機会をいただきありがとうございます
――日本のゲームファンたちにこのゲームの良さをもっともっと伝えるために
このインタビュー活かしていきますので よろしくお願い致します!
それはすごく優しくて嬉しいです ありがとうございます
おまけ
インタビュー前にクリスティさんが「Attila様の絵が最高で!インスタめっちゃ良かったの!」
という話をしていたのは聞いていたんだけど……
インタビュー中に長いこと話しているなぁと思っていたら、
ファンガールと化していて笑ってしまってのでおまけとして掲載。
(お二人には掲載許可をいただいております)
おわりに
はじめての同時翻訳インタビューでしたが、お楽しみいただけましたでしょうか!
ゲームを通して愛を伝える活動をしていきたいと思っておりますので、
youtubeのチャンネル登録や高評価をぜひよろしくお願いします!
この作品を取り上げてほしい!などリクエストがあったらぜひコメントで教えてね!
それではまたどこかでお会いしましょう!ばいばい!
ブログを書いたゾンビ ゾンビ田ゾン子
2023年からVtuberとして活動開始。
ゲームに込められた愛を感じ、みんなに伝えていきたいという理念で活動中。
X:https://x.com/zombiedazomko
youtube:https://www.youtube.com/@zombiedazomko

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